こんにちは!
晩ごはんのワンランクアップをお手伝いする、メグモグキッチンです。
食料自給率が低い日本は、コロナ禍の今は大丈夫なの?
コロナ禍の今の物流の状況は?
コロナウイルスで海外へ行くこともまた、海外からの人も受け入れることも、簡単ではない現状です。
そして人の往来が途絶えているとなると、食料をはじめとした物流はどうなのだろう…と気になります。
調べてみると、特に穀物に関しては有事に備えて備蓄があるようです。
そして世界的なこととして、食品や農業については通常通りの操業を行うべきとの通達がなされているようです。
(農林水産省のホームページより)
ならば「食料自給率」の現状は?
以前から、日本の食料自給率が低いことは理解していました。
2017年 カロリーベース38% 生産額ベース66%
2018年 カロリーベース37% 生産額ベース66%
令和12年度までに、カロリーベース総合食料自給率を45%、生産額ベース総合食料自給率を75%に高める目標を掲げています。また、飼料自給率と食料国産率についても併せて目標を設定しており、飼料自給率と食料国産率の双方の向上を図りながら、食料自給率の向上を図っていきます。
引用:農林水産省ホームページより
コロナ禍にあって、今後を考えた時に少しでも自国で生産されたものを自国で消費するという方向に向かう必要があるのでは?と思うのです。
そもそも食料自給率とは何?
「食料自給率」とは、国内の食べ物全体の内、どのくらい国内で作っているかを示す割合です。
そして、それを算出する方法が二つあります。
「カロリーベース」
食品の熱量を使って計算する方法
「生産額ベース」
食べ物の価格を使って計算する方法
日本の場合は、「カロリーベース」が採用されています。
国民1人が1日で供給される“国産の食べ物”の熱量を、国民1人が1日で供給される“食べ物全体”の熱量で割り算します。
何故、日本の食料自給率が下がったのか?
戦前の日本では、米や野菜が中心の食生活でした。
それが戦後欧米の文化が入ってきて、それに伴い食生活も欧米風に変化していきました。
特に変化したのが主食です。
お米よりも、小麦を使ったパンの消費が増えました。
自分に置き換えて考えても、良く理解できることです。
生家は農家でしたから、小さいころパンを食べることはタブーでした。
「農家なんだから、米を食え!」と何度も言われました。
更に肉類や油脂類の消費も増加しました。
ここで更に問題なのが、それらの家畜の飼料です。
牛、豚、鶏などの飼料を輸入に頼っているからです。
実はもう一つ、隠れた問題がある?!
国際的には、「生産額ベース」の食料自給率計算が採用されています。
しかし日本は「カロリーベース」で算出しています。
実は、米は100%、野菜は79%自給しています。
全ての食料が、輸入に依存している訳では無いのです。
そのためカロリーが低い野菜の自給率が高くても、自給率にはあまり反映されないというカラクリも見えてきます。
カロリーベースで算出することで、インパクトや危機感を与えるための一つの方法かも知れないと思えてきます。
食料自給率を上げるために、私たちができることは?
1、耕作放棄地を蘇らせること
生家は農家でしたので、私が中学生くらいまでは兼業農家として稲作をやっていました。
農協に米を納め、収入を得ていました。
但し農機具や肥料の購入で、さほど残るお金はなかったようです。
父も亡くなり弟が家督を継いでいますが、現在稲作は行っていません。
近隣の農家に、全て委託しています。
一部はそれこそ耕作放棄地になっているようです。
これを考えると、お米をもっと食べなきゃ!と思うばかりです。
2、農家の高齢化と減少に対する取り組みをする
コロナの時代だからこそ、変化が必要な気がします。
これからの時代は、農業にスポットが当たるかも!?と思っています。
3、地元で採れた食料を食べる「地産地消」
これは今すぐにでもできることですね。
私は、肉や玉子や色々買うものがある場合はスーパーへ行きます。
ですが野菜だけ買いたい場合は、地元のJA産直店に行くようにしています。
朝食用に買ったネクタリンでしたが、甘味が少なかった…。
さっそくジャムにして、プレーンヨーグルトと共に!
イオンなどでも、愛知県産の野菜コーナーがあるので、そちらで買うことが多いです。
愛知県産のとうもろこしで、とうもろこしご飯を炊きました。
甘味があって、最高です!
4、食べ残しを減らす
これも直ぐにできることですね。
とにかく勿体ない!!
現状はなんと!食料の25%以上を廃棄しているとのデーターもあります。
本当に気を付けたいことです。
まとめ
日本の食料自給率が低いのは、穀物(特に小麦)と肉類及び家畜の飼料の輸入が多いから。
農業や漁業に関して、もう少し意識を向けることは大切です。
地産地消!、食べ残しを減らす!この2つは個々の意識ですぐにでも出来ることですね。
コロナ禍にあっても、食料を手にすることができるのは、様々な人々の働きのおかげです。
外食ももちろん良いです。
ですが圧倒的に、家庭での食事の頻度が高いのが一般的です。
日々のちょっとした意識を心掛けたいです。
このブログが、少しでもあなたのおうちごはんのヒントとなれば嬉しいです。
そしてあなたの心と身体が健康で、明るく穏やかに豊かに生きるお手伝いができれば、とても嬉しいです。